舳松人権歴史館

施設概要

同和問題の啓発と学習を目的として、部落差別に関する歴史や実態をグラフィックや実物資料、再現模型などで紹介しています。

企画展

戦後、部落解放運動のあけぼの-耳原町における生活を守る闘いを中心に-

2023年5月16日(火曜)~2023年9月30日(土曜)

1945(昭和20)年8月、日本はポツダム宣言受諾を連合国に通知し、9月アジア・太平洋戦争は終結しました。1946(昭和21)年2月、全国水平社の活動家や融和団体の関係者が結集し、部落解放全国委員会が結成されました。これを受けて、7月に耳原町(現協和町)において部落解放全国委員会堺支部が結成されました。

当時は終戦直後であり、被差別部落だけでなく日本全体が食糧難や生活難に見舞われていました。そのため、部落解放全国委員会堺支部の最初の活動は食糧難や生活難をいかに解決するかということでした。そして、これらの問題を解決するため、1946(昭和21)年には耳原生活協同組合、1950(昭和25)年頃には耳原健康を守る会、1950(昭和25)年には生活向上会を結成しました。

1959(昭和34)年から翌年にかけて、不良住宅改良事業の実施を堺市に求め、その結果、1960(昭和35)年5月に制定された「住宅地区改良法」により、10月に協和町2丁から4丁が全国で初めての指定地区となりました。

また、1949(昭和24)年には堺市職員による差別発言事件が、1954(昭和29)年には警察官によるピストル発砲事件なども起き、糾弾闘争が闘われました。

今回の企画展では、戦後のこの地域の部落解放運動、特に1950年代から60年代の部落解放運動を中心に紹介します。そして、差別のない社会を実現するためには、私たちはどのようにすればよいのかを考える機会とします。

所在地

〒590-0822
堺区協和町2丁61-1
(人権ふれあいセンター内)

入館料

無料

開館時間

午前9時30分から午後6時30分まで

休館日

月曜日(祝休日は開館)・年末年始

最寄駅

阪堺線 御陵前
阪堺線 東湊

バス停

南海バス 大仙西町団地前
南海バス 旭ヶ丘北町

 

阪田三吉記念室

舳松出身の将棋名人・阪田三吉を映像『さんきい物語』や、ゆかりの品、記録写真などにより紹介し、業績を顕彰します。

「阪田三吉」の「吉」は機種依存文字の為、代用文字を使用しています。正しくは、吉の上辺は土です。

人権資料・図書室

同和問題をはじめ人権関係資料を中心に、小説や実用書などをそろえています。

開館時間

午前9時30分から午後6時30分まで

休館日

月曜日(祝休日は開館)・年末年始
館内整理日

 

☆お問い合わせ先
堺市立人権ふれあいセンター舳松人権歴史館
〒590-0822 堺市堺区協和町2丁61-1
電話番号 072-245-2536
F A X  072-245-2535